こうして私は主夫になった、、、

表現者を目指して最終的に主夫となった男のブログ

No,130 アウトレットでの息子

日は休日であったため、家族とアウトレットに買い物に出かけた。

アウトレット…。

ド田舎に住む私にとってそこはまさにテーマパークである。

特に昨日訪れたアウトレットは凄かった。

安物ブランドから高級ブランドまで様々な店舗がラインナップされており、

ゲームセンターはVRのゲームまである充実ぶり。

もちろん大きなフードコートもあり、何故か室内スケートリンクがあり、

 外車の展示場があり…と、

私たちから金をぶん取るための仕組みが完璧に出来上がっていた。

さすがである。

 

 

私たちは開店時間に合わせ、家を出発し(ド田舎からアウトレットまで2時間はかかる)。

朝一番から買い物を楽しんだ。

私は無類の洋服好きである。

靴は10足ほどを所有し、クローゼットはアウターだらけで、もはや新しい洋服をかけるのが不可能なほどになっている。

そんな私がアウトレットを楽しまないわけがない。

購入する予定のない店舗にまで入って、敷地内のあらゆる洋服店を見て回った。

もちろん、子供服の店にも入店し、子供を楽しませることにも余念はなかった。

 

そして、昼になり、食事を終えた私たちは、

敷地の真ん中にある大きな噴水の前にあるオープンカフェに座り、

おしゃれにも、一杯400もするコーヒーをすすっていた。

事件はそこで起きたのである。

 

妻と世間話に夢中になっていた私。

思えば、子供がいるというのに、世間話に夢中になった私は浅はかであった。

 

なんと、気が付けば、息子が(我が家は一姫二太郎五歳と一歳の子供がいる)いなくなってしまったのである。

ここはド田舎ではない。

その上、ここは人が蟻のように群がるアウトレットである。

私は焦燥の念にかられた。

しかし、私の妻は平気どころか、私の背後を見て大笑いをした。

何があったのかと後ろを振り向く私…。

そこには目を疑う驚愕の光景が広がっていた。

 

ここのオープンテラスには噴水の近くに小さなステージがあった。

おそらく、イベントなどを催す際に使用する場所なのであろう。

なんと、息子はそのステージに上がり、敷地内に流れるBGMに合わせ、

奇声を上げながら、全身を使って踊り狂っていたのである。

もちろん、そのダンスはメチャクチャである。

 

私は羞恥のあまり、息子をステージから引きずり降ろそうとした。

しかし、息子の踊りを見ていた周りの人が手を叩いて大喜びし、

通りすがりの外国人が、阿呆な日本人キッズの写真を取り始め、

私はそのタイミングを失ってしまった。

ギャラリーの声援に気持ちよくなり、息子の踊りはどんどんエスカレートしていく…。

 

「もうどうにでもなれ」

 

汗だくになりながら踊る息子を見ながら、

ついさっき買った子供服を取り出し、着替えの準備をする私と妻であった。

 

その後、アウトレットの職員の方が、踊り狂っている息子を抱きかかえて、

「誰の子供ですか?」

と大声で呼ばれた時、私は、穴があったら入りたいくらいであった。f:id:syufuninaru:20180918082712j:image今年は本当にデコポンが初収穫できそうである。