こうして私は主夫になった、、、

表現者を目指して最終的に主夫となった男のブログ

No,111 子供の集中力

人にとっては信じられないことかもしれないが、

子供はお漏らしをするものである。

先日、こんな事があった。

 

私の住むド田舎にも、

子育て支援センターなる施設が存在する。

そこはその名の通り、子育てを支援してくれるありがたい施設である。

土日は市民に開放され、子供の遊び場になるし、

土日であっても、保育士のような人が常駐しているため安心感があり、もちろん無料で利用できる。

私達親子も、保育園が休みとなる土日にやる事がなければ、よくこの施設を利用する。

 

この施設には玩具図書館たる名前のコーナーがあるのだが、

私の子供達(我が家は一姫二太郎である)はこのコーナーをこよなく愛している。

玩具図書館と言っても、プラレールやリカちゃん人形が置いてあるわけではなく、

昔ながらの竹とんぼや折り紙、積み木や鞠など、それはそれは懐かしい玩具が並んでいる。

我が子達はそんな玩具に夢中なのである。

さすが、昭和文化好きの父親を待つだけのことはあると言うものだ。

 

あの日も我が子(特に息子)は、

竹とんぼを数本折り、

折り紙を破り、

積み木で他人の子の頭を叩き、

鞠の中身を取り出すという暴君ぶりであった。

 

何度ほかのお父さんお母さんに頭を下げたか分からない。

施設で元気いっぱい遊ぶ子供達とは対照的に、

子供達(特に息子)の暴れっぷりに疲れ果てる私であった。

 

 

中略

 

 

夕方になって私は、

そろそろ家路につく支度を始めた。

その時である。

この日一番の大事件が起こったのであった。

なんと、娘の下半身がビショビショになっていたのだ。

私も馬鹿ではない。

一目見てその液体が娘の尿であると察した。

 

娘は、家の中では傍若無人だが、外面だけは素晴らしいのである。

猫の皮を被るとはまさに我が娘のためにあると言っても過言ではないだろう。

阿呆の息子ならまだしも、そんな娘が外でお漏らしをしてしまった。

 

息子のお漏らしは想定していたものの、娘のお漏らしは想定外の出来事であった。

よって、私は娘の着替えを持っていなかったのである。

そんなイレギュラーな出来事に、

私は不覚にも狼狽してしまった。

 

オロオロと辺りを見回す私…。

猫の皮を被り続ける娘…。

このままだと床に娘の尿が染み込んでしまう…。

どうしようかと思った矢先、

どこからともなくタオルが飛んできた。

なんと、現れたのは施設のおばさんであった。

 

「大変大変。遊びに集中しすぎて、おしっこ忘れてたんだね。」

 

おばさんはテキパキと尿を拭き取り、

娘のズボンを履き替えさせてくれた。

ズボンは誰かが施設に持ってきたリサイクルのズボンをくれた。

泣きそうになっていた娘にも明るく話しかけてくれ、娘は笑顔を取り戻した。

その手際の良さは素晴らしかった。

 

後でこのおばさんに聞いた話だが、

この施設は子供がよく訪れる施設であるため、

子供のお漏らしなんぞ日常茶飯事と言うことである。

どの世界でもプロというのは凄いのだと思った瞬間であった。

 

ところで、施設のおばさんの言った一言に、おしっこを忘れるというのがあった。

私は未だにその感覚が理解出来ない。

尿意を忘れるほど遊びに集中すると言うのは凄い集中力である。

大きくなってもこの集中力を発揮し、是非東大に入って欲しいと思っている。

 

因みにお漏らしの喧騒の中、

阿呆な我が息子は、ウンコをする為、顔を真っ赤にキバッていたが、それはまた別の話である。f:id:syufuninaru:20180830081257j:image庭の薔薇。綺麗である。