こうして私は主夫になった、、、

表現者を目指して最終的に主夫となった男のブログ

No,103 kissの味

kissの味なんてもう忘れてしまった。

一番最近したkissすら遠い過去の話だ。

こんなことを考えるなんて、なんて寂寥たる夫婦生活だろうか…。

そう、私は結婚しているのである。

 

以前、このブログで私が妻に夜の相手をされない現実を赤裸々に寄稿した。

今回も同じような内容の寄稿になると思う。

ここに記すのは私のただの愚痴である。

だが、私のような男は世の中に溢れているに違いない。

そんな方にはきっと共感していただけることだろう。

 

昨晩、私は久しぶりに妻とスキンシップを取ろうと求愛行動を開始した。

風呂に入り、歯を磨き、そして男を磨いた。

だが、昨晩も妻は私の求愛を拒否したのである。

女性に求愛を拒否される男…。

惨めなことこの上ない。

まるで毛をむしられた鶏さながらである。

 

だが、盛りのついた獣よろしく。

昨晩の私にはガッツがあった。

それくらいでは諦めなかったのだ。

ここ何日も妻とのスキンシップがない私…。

最後の手札を切ったのである。

 

「じゃ、チューだけ。チューだけ。」

 

気持ち悪いことこの上ない。

自分のした行動であるが、

思い出せば虫唾が走るレベルである。

しかし、あの時の私は必死であった。

「くそっ。こうなればせめてkissだけでもしてやる。」

謎の闘争心を燃やしてしまった私は、懸命に求愛行動を続けた。

 

とうとう観念した妻は最終的に、肩でため息を大きくつき、kissを納受した。

 

だが!

だが!

だが!

 

そのkissは愛情の一つもないkissだったのだ。

なんと妻は口を真一文字に噤んでいたのだ。

その唇は出会った頃の柔軟さは何処へやら。

カチンコチンの唇であった。

 

いくら夫婦といえ失礼極まりないではないか。

私は眉をひそめた。

しかし妻は笑いながらこう言ったのである。

「じゃ、寝るよ。」

冷たい…。

あまりにあまりである。

その晩、私が枕を涙で濡らしたことは言うまでもない。

 

だが安心してほしい。

私たちは決して別れを切り出すような関係ではない。

普段はとっても仲良しなのである。

どこに行く時も一緒である。

もちろん、何をするのも一緒である。

 

夫婦というものは実に不思議だ。

そんな態度を示されても私は妻を愛しているのである。

そして、妻も私を愛してくれている…はずである。f:id:syufuninaru:20180822073632j:imageピーマン。まだまだ実がなる。