こうして私は主夫になった、、、

表現者を目指して最終的に主夫となった男のブログ

No,95 お盆とカオス

盆だ。

お盆とは、ご先祖様が皆様の元にやって来る、

それはそれはホラーなイベントである。

私が幼い頃は、この季節になると決まってテレビのロードショーでホラーな映画を放送していた。

今とは違い、ブラウン管の小さなテレビで見るホラー映画はとても恐ろしかった。

親の背中に隠れて「学校の怪談」やら「トイレの花子さん」などを見ていたあの夏…。

怖い番組を見た後は、トイレに行くこともできなかったし、親の布団に潜り込まなければ安心して眠ることもできなかった。

今となってはそれもいい思い出である。

 

さて、政令指定都市を捨て、我が祖母の住むど田舎に移住した私には、

お盆の帰省というものが存在しない。

親が私の住むド田舎にやって来るからである。

昨晩、遠路はるばる大都会から私の両親が孫の顔を見にやって来た。

私の子供達(5歳の娘と1歳の息子がいる。)は、おじいちゃんとおばあちゃんが来るというので、朝からテンションが高かった。

実際に両親が来たときは、気でも狂ったかと思うくらい暴れまわり、

両親に出したお茶入りのコップを破壊してしまったくらいであった。

 

それだけではない。

車の運転をして疲れ果てた祖父に高い高いをねだり、

一緒に買い物に行った祖母に山ほどのお菓子を買ってもらう暴君振り…。

さらには持っていたおもちゃで両親の車に傷をつけてしまう始末であった

(傷といっても、コンパウンドで磨くと、綺麗さっぱりなくなってしまったが…)。

それでも両親はニコニコしているのだから、

孫は目に入れても痛くないというのは本当なのであろう。

 

子供達が何をやっても怒らなかった両親…。

そんな両親(特に祖母が)でもたった一つ、許せないことがあったらしい。

それは、夜に行われた子供達のおバカなパフォーマンスであった。

 

夜、子供達を風呂に入れようと、私は子供達の服を脱がせた。

ご存知の方もいるかもしれないが、

子供というのは服を脱ぐと途端にエネルギーを発散する生き物である。

全裸になった途端、なぜか家中を走り回るのだ。

 

昨晩も例のごとく、全裸になった子供達は家中を走り始めた。

いつもなら家の中を2周ほどしたら風呂に入ってくれるのだが、

私の両親がいたために、その周回数がいつもよりも多めであった。

それだけであればまだいいのだが、子供達は全裸のまま、

両親にしょーもないパフォーマンスを始めたのであった。

 

「はみがきチンチン」

「はみがきチンチン」

 

息子

「ひゃみがきつんつん」

「ひゃみがきつんつん」

(このネタを知らない方はNo,80 わらたまドッカ〜ンを参照されたい。)

 

必死に笑いを取ろうと、下品な言葉を連呼し、意味のわからないダンスを披露する孫…。

顔を真っ赤にしてそれを必死に止めようとする嫁…。

その光景を見て、目を丸くする祖母…。

その光景を見て、大爆笑する祖父…。

まさにカオスであった。

 

直後、怒り狂う妻によって子供の必死のギャグは見事鎮圧された。

そして妻は、私の両親にペコペコと頭を下げていた。

祖母の機嫌は少し悪くなっていた。

祖父は笑いが止まらなくなっていた。

やはり夏は楽しいと再確認した私であった。

 

その晩私は、躾が悪いと両親に説教を食らう羽目になったのであるが、

それはまた別の話である。f:id:syufuninaru:20180814064933j:image子供ピーマンが出来た。苦味控えめでうまいのである。