こうして私は主夫になった、、、

表現者を目指して最終的に主夫となった男のブログ

No,92 スケールを覚えたり、、、コードを覚えたり、、、

が就職活動に躍起になっていた大学四回生のあの頃、

私は音楽活動、作曲活動、作詞活動に必死になっていた。

あの当時の私は、就職活動をする学生達を揶揄していた。

 

たった一度の人生なのに、、、

好きな事をして生きていけばいいのに、、、

就職活動がしんどいのならやめればいいのに、、、

バカだなぁ、、、

 

とまぁ、世間を知らない子供であった私は、

楽家になると言う夢に猪突猛進する自分を称賛し、

夢を諦め就職する学生達を軽侮していたのであった。

 

後に私は、夢破れて田舎へ移住する。

今思えば、、、

いや人生にたらればはない。

妻と2人の子に囲まれた今の生活が手に入ったではないか。

過去を振り返るのは邪道というものだ。

過去があるから今があるのである。

楽家の道を追いかけていて、よかったと思うことも多いではないか。

 

作詞をしていたおかげで、私の文章好きが形成された。

作曲をしていたお陰で、音感がついた。

何より、楽器が演奏できるようになった。

特に楽器演奏は、私の人生におけるアドバンテージである。

私の得意な楽器はサックスとギターだ。

charや布袋寅泰渡辺貞夫のように演奏することはもちろんできないが、

そこそこの演奏はできる自信がある。

初心者の頃に必死にスケール練習やコードの勉強をしたからである。

 

メジャーコードやマイナーコード。

ダイアトニックスケールやモード。

ツーファイブや1625のコード進行。

 

全て地味で面倒な練習だが、当時の私は上手になりたくて必死だった。

その練習のおかげで、今でも楽しく音楽に向き合えている。

最近では近所の子供達と、

童謡や流行曲を一緒に演奏するのがとても楽しい。

 

今は夏休み真っ只中。

小学生達は暇を持て余している。

家事を終えた私がギターをかき鳴らしていると、

勝手に私の敷地内に侵入し、目をキラキラさせながら、

「歌歌うから伴奏して」

と懇願してくるのである。

そんな時、音楽をやってて本当に良かったと思うのである。

 

1人が歌い出すと、その声を聞き、もう1人がやってくる。

そしてその声を聞き、またもう1人がやってくる。

また、

また、

また、

昨日の昼は結局、小学生が6人も集まり、みんなで大合唱することとなった。

1人の小学生がこんな事を言った。

「ねぇねえ、なんでおじさんはギターが弾けるの?」

私はこう答えた。

「夢を見てたからだよ。大きな夢を見たらなんでもできるようになるよ。」

それに対し、小学生はこう答えた。

「ふーん、なんかキモイね。」

「キモイ」

「きもー」

1人の子供が言った言葉は連鎖し、私の目の前から子供達はいなくなった。

私はギターを抱えたまま、「禁じられた遊び」を1人で弾いていたというお話。f:id:syufuninaru:20180811075703j:imageピーマンを収穫した。今晩の飯となるだろう。