こうして私は主夫になった、、、

表現者を目指して最終的に主夫となった男のブログ

No,39 お買い物

だまだ主夫ビギナーの私であるが、

 それでも少しずつ主夫としてしっかりしてきたと思える今日この頃である。

最近主夫として一皮向けたと思えたエピソードがあるので、

ぜひ聞いてほしい。

 

タイトルにあるように、そのエピソードは買い物についてである。

私の住むド田舎にもスーパーはある。

うちから一番近いスーパーは、

あの有名な大手スーパーイオンだ。

ただ、都会や少し都会をかじった小都市にあるような広大な土地を利用した、

あの大型商業施設ではないことだけは初めに言っておこう。

イオンはイオンであるのだが、

我が家に一番近いイオンは、恐ろしく小さい。

都会の人が見たら、

「これイオンか?」

と思わず口にしてしまうこと間違いないであろう。

スーパーのレジ打ちおばさんと顔見知りになれるくらいである。

 

平日の昼、30代の男は働きに出ているというのが、

世間一般の常識である。

それは主夫が市民権を得た今もさほど変わらない常識として、

一般社会に認識されていることは間違いないと思う。

そのため、主夫になりたての頃の私は、

平日の昼に外に出歩くとどうしても他人の目が気になっていた。

 

私は、知った顔と出くわさないよう、

コソ泥のように気配を消して街を歩いていた。

しかし、人間不思議なもので、

主夫業も数ヶ月を過ぎると他人の目があまり気にならなくなってくる。

その昔ブルーハーツが、

「♪痛みは初めのうちだけ、慣れてしまえば大丈夫♪」

と歌っていたが、その意味が30をすぎてようやく理解できるようになった。

今ではレジウチのおばさんと世間話ができるほどに成長している。

 

先日はこんなことがあった。

私が安い豚肉を物色していると、

(我が家は妻が料理担当なのだが、その材料は私が昼に調達することになっている。毎度購入する肉はもちろんのこと、ゴムのように硬い安物の豚肉と決まっている)

品出しのおばさんが私に声をかけてきた。

「今日は豚肉料理?もうすぐそこに並んでいる倍の肉を出すからもうちょっと待って。少しでも脂身の多いうまそうな肉を選んだほうがいいでしょ?」

そのおばさんは普段レジ打ちをするおばさんであった。

私は頷き、その場で5分ほど携帯をいじって時間を潰した。

するとどうだろう、

同じ値段なのに脂身の多い、いかにもうまそうな肉が続々と現れるのであった。

「ほら、これが一番うまそうなやつ。20パーオフのシールつけてあげる。」

その上、割引シールを内緒でつけてくれたのである。

 

割引シールをつけてくれるのは田舎ならではであるのだが、

この話で重要なところは、なんども同じスーパーに足を運んでいるうちに、

私はレジのおばさんに主夫として認めてもらえるようになっていたことである。

 

人は気がつかないうちに成長していることが往往にしてある。

いつの間にか、私は主夫として一皮向けていたのだ。

その事実が私を歓喜させたのである。

まだまだ何枚も皮をめくらなければならないと思っているのであるが、

成長は少しづつである。

これからも一流の主婦になるべく頑張って行こうと思う。

 

ところで、この話はド田舎ならではの話である。

都会のように人口の多いところでは、

顔見知りのおばさん店員なんてできることはないであろう。

田舎の暖かさに感謝である。f:id:syufuninaru:20180619081329j:image私はハーブも育てている。この花はナスタチューム。葉っぱ、茎、花まで食べることができる。