こうして私は主夫になった、、、

表現者を目指して最終的に主夫となった男のブログ

No,37 子供の二面性

日、保育園で参観日があった。

前回は5歳になる上の子供の参観日があったのだが、

今回は一歳半の弟の参観日であった。

今回は妻と二人で参加させてもらうことにした。

 

保育園というところは実に面白いところである。

常に子供達の笑い声と雄叫びと泣き叫ぶ声が同時にこだましており、

時折ガシャ!とかバリン!とか何かを破壊する音が発生する。

 

息子の参観日に参加したのは今回で二回目であるのだが、

二本足で歩行できるようになり、

少しものが分かり始め、

簡単な単語を口にするようになってからは初めての参加であった。

 

私と妻は家で悪魔と化している息子が、

保育園で一体どういう振る舞いをしているのか、

期待1割不安9割で参加していたのである。

 

先に子供を保育園に預け、

保育士さんから日々の保育園での生活を簡単に説明してもらった後、

我々は子供と面会することとなった。

 

息子のいる、いちご組の部屋が近づくにつれ、

扉の向こうで大笑いし、泣き叫ぶ子供たちの声が大きくなっていく。

私と妻は顔を見合わせて、

傍若無人で暴れまわる息子が目の前に現れることを覚悟していたのである。

 

しかし、その予想はいい意味で我々の期待を裏切るのであった。

本当にいい意味で…。

 

家では物を破壊し、ジャイアンの如く私や私の娘のおやつを勝手に食べる暴君ぶりを発揮しているほどの息子である。

保育園で大人しいわけが無いというのが、私と妻の考えであった。

だが、目の前に現れた息子は女の子に囲まれておままごとをする、

文字通り天使のような姿をした息子であった。

これは夢だと思った私は両目をこすってみたほどである。

 

その後、外で遊ぶ時間になったのだが、

息子が選ぶ遊び場は砂場であり、

女の子と一緒に、花咲か爺に出てくる犬の如く、

砂場を掘り続けていたのであった。

 

そうこうしている内に給食の時間となった。

家ではろくにご飯を食べず、

米粒や味噌汁を床にぶち撒ける息子である。

この時の私はなぜか、保育園の床を烈火の如く汚す息子を期待していた。

「いけ、コメを手掴みし、味噌汁わんをひっくり返すのだ!」

心の中でそう叫んだ程である。

 

だが…だが…。

私の期待を綺麗に裏切った息子は、

きちんと椅子に座り、

上手にスプーンとフォークを使い、

目の前の昼飯を咀嚼し続けていたのだった。

 

私は愕然とした。

暴れまわる息子を見たかったこともあるし、

家との差がありすぎて息子に腹がたったということもある。

「なぜ、家ではきちんとしないのだ!!」

私は再び心の中で雄叫びをあげた。

 

あとで保育士さんに聞いた話だが、

子供というのは家と保育園で二面性があるのはいたって普通のことらしい。

子供は子供なりに他人に気を使っているということである。

私の息子も少しづつ大人になって行くのだなと思う私であった。f:id:syufuninaru:20180617151023j:imageラベンダーの花がなかなか咲かない。