こうして私は主夫になった、、、

表現者を目指して最終的に主夫となった男のブログ

No,36 主夫であるために必要なメンタル

ラソンをしていた時である(シェイプアップをするために日に5キロを自身に課している)。

信号待ちで私はマラソンを一時やめ、ストレッチをしていた。

その時である。

私が以前所属していた、ド田舎の金融機関の職員が声をかけてきた。

その職員(仮に職員Aとしよう)Aはオンロードを走るための、

いわゆるロードバイクというやつにまたがっていた。

職員Aも休日土曜日をエンジョイしていたのだろう。

「おお、○○じゃないか。久しぶりだなぁ。元気か?」

職員Aはにこやかに話しかけてきた。

だが、職員Aの笑顔とは対照的に、私の心は緊張していたのである。

 

その理由としては、私が体調を壊し前職をやめ、

主夫の道を歩み始めた時、前前職であるド田舎金融機関の方数人から、

心配、哀れみ、興味本位のメールやラインをいただいていたからである。

 

当時の私は心療内科に通っていたぐらいであったので、

とてもセンシティブな人間になっていた。

そのためか、色々な方からいただくメールやラインといった文章媒体から、相手の心理を読み取ることができるようになってたのである。

今考えれば、疲弊した精神状態が、勝手に相手心理を想像していただけなのかもしれないが、

それでも、たった一文の文章でも、相手が何を考えているのかが手に取るようにわかってしまうのであった。

特に、哀れみ、興味本位で送られてきたメッセージはすぐに気がつくのができた。

 

今日、目の前に現れたのは哀れみ、興味本位のメッセージを送ってきた相手であった。

私は苦笑いを浮かべ、「なんとか元気でやってます…。」的な当たり障りのない返事を職員Aに送った。

そして、早く信号が青に変わるよう心の中でお願いをしていたのである。

しかし、私の希望とは裏腹に信号機はなかなか変わることはなかった。

 

「お前今主夫なんだって?大変だよなぁ。」

 

今の私が一番聞きたくない言葉、それは哀れみの言葉である。

いや、哀れみの言葉は今でなく、体調を崩した時から聞きたくなかった。

しかし、職員Aはそんな私の気持ちに気がつかず、

いきなりNGワードを私に投げつけてきたのである。

 

その瞬間、私は体がカッと熱くなった。

鼓動は高鳴り、

まるで小学生の頃、学校一怖い先生にいたずらを発見された子供のような気持ちになってしまった。

全く悪いことをしていないにもかかわらず、である。

 

あの瞬間、私の顔はかなり厳しい顔になったに違いない。

職員Aはその一言を行った後、すっと身体を引いたのであった。

職員AはきっとNGワードを言ってしまった事に気がついたのであろう。

私と職員Aの間にはしばらくの沈黙に包まれた。

煮詰まった会議室よりも不穏な空気が私達の周辺に漂っていたに違いない。

 

そうこうしているうちに、信号は赤から青になり、

私は職員Aに軽く会釈して走り始めたのである。

私のような境遇で主夫になるには(特に狭い田舎で)それなりにメンタルが必要なのである。

 

主夫になる人の中には様々な人間がいる。

私も自分自らこの道を選んだのだ。

人が歩む道に対し、哀れみの目を向けるのはやめたほうがいい。f:id:syufuninaru:20180616180405j:imageイチゴの苗を作っている。これは来年用である。