こうして私は主夫になった、、、

表現者を目指して最終的に主夫となった男のブログ

No,26 家守のヤモリ

家守。

それは私のブログニックネームである。

そんな私の家に昨晩ヤモリが現れた。

ガラスにぴったり貼りつき、無防備にも腹を見せるヤモリ…。

田舎に住んでいる私にとって、珍しくも何ともない。

しかし、子供にとっては大事件となったようであった。

 

娘は5歳。息子は1歳。

何にでも興味を持つお年頃である。

娘は私の親指ほどしかないヤモリに対し、恐れおののき、号泣(すぐに泣き止んだのではあるが…)。

息子はヤモリを指差し、大笑い。

どうして兄妹でここまでの性格差になるのだろうか。

私は呆れ果てていた。

 

そして、しばしの間、私たち家族四人はヤモリを観察していた。

想像してほしい。

ヤモリごときで全ての仕事を止め、家族が同じ方角を見つめている。

何と間抜けな光景だろうか。

 

しかし、この何気無い家族の共同作業が私にとってはとても大切なのである。

幸せとはひょんなとこからやってくるものである。

まさにこの瞬間私は幸せを感じていた。

 

ところで、しばらくヤモリを観察していると、

必死に窓の明かりに群がる小蝿を食する姿を見ることができた。

ヤモリは相当に俊敏で、瞬きでもしようものなら、食事の瞬間を見逃してしまう。

そんなヤモリの食事は、子供達にとって面白みのあるものであったらしい。

証拠に、子供達はヤモリが小蝿を食す度に、目をキラキラと輝かせるのであった。

 

子供というのは本当に影響を受けやすい生き物である。

当然ながら、この日の遊びはヤモリごっことなった(我が家では、風呂上がり、寝室に布団を敷いた後、私が全力で遊ぶこととなっている。子供達を疲れさせることにより、早く床に就かせるのが目的である。私が先にギブアップすることも多いが…)。

だが、ヤモリごっこというのは親にとってとても痛い遊びであるのだった。

 

まず、私の役柄はもちろん蝿である。

間寛平の有名なギャグ「ち〜吸うたろか」を披露しながら子供達の前をうろつく(間寛平のギャグは蚊をイメージしているのだが、細かいことは気にしないのが良い)。

すると、子供達は狙いを定めて私に噛み付くのである。

 

子供というのは加減を知らない。

上の子は多少の加減をするが、

下の子はお姉ちゃんの真似をして全力で噛み付くのである。

その上、ヨダレをねっチャリと私の体につけて笑っている。

 

痛みに耐える私。

乾燥した唾液の匂いに耐える私。

悲惨である。

 

案の定、私は子供たちより先にギブアップしてしまった。

はぁはぁと乱れた呼吸を戻すため、布団に横になったのだが、

先に寝てしまっていたようだ。

妻が風呂から上がってくると、寝ている私の上に乗り、ヤモリごっこを続ける兄弟がいたということであった。f:id:syufuninaru:20180606080355j:image剪定しても剪定しても花が咲くペチュニア