こうして私は主夫になった、、、

表現者を目指して最終的に主夫となった男のブログ

No,25 心療内科と辞職

故、こんな風になってしまったのだろうか(文章の意味がわからない方はNo,23 No,24を参照されたい)。

仕事に追い込まれて行った私は、いつしか表現者になりたかった頃の、

無鉄砲で真っ直ぐで、社会の全てに抗っていた自分を懐古するようになった。

完全に現実逃避というやつである。

仕事中も、

 

「昔は…こうだった…。」

 

「昔は…幸せだった…。」

 

と、過去を振り返ってばかりいた。

この頃の疲れ切っていた私は、出来ることなら20歳頃に戻って、

もう一度表現者として勝負したいと思っていた。

いや、今からでも遅くない、全てを捨てて表現者になろうと思ったりもしていた。

 

多忙な仕事を無心でこなしていると、人は壊れて何かにすがりたくなる。

私が選んだのは自宅の近くにあった心療内科であった。

 

心療内科を選択した理由としては、

家族に悩み相談をしていると、私はドンドンヒートアップしてしまい、喧嘩になる。

かと行って、友人にする悩み相談としては少々荷が重い。

結局、守秘義務がある専門家に話をするのが一番いいのではないかと言う結論に至ったからである。

 

転職を経験した人ならわかっていただけると思うが、転職は意外にエネルギーを使う。

診断結果としては、鬱病でも統合失調症でもなんでもなかったのであるが、

この頃の私は医師に精神疾患を持っていると診断して欲しかった。

完全に逃避であるが、精神疾患と診断されれば、簡単に仕事を辞めれるだろうと思っていた。

 

さて、私はあれから何度も話をしに心療内科へ足繁く通った。

専門医というのはさすがである。

不思議と悩みを言っているだけで気持ちがすっとするのである。

時に私がヒートアップして声を荒げても、涙を流しても冷静に受け止める。

そして、その時その時にふさわしい助言をしてくださるのである。

それまで「心療内科なんて…」と思っていた私であったが、この一件で心療内科に対するイメージはかなり変わった。

この場を借りて言っておくが、あの医師たちは本当にすごい。

悩みがある方は、病気でなくても足を運んで悩み相談することをお勧めしたい。

 

何度目の通院かは忘れたが、最終的に医師は仕事を変えることを私に勧めた。

 

「現在は精神疾患と言えませんが、このまま精神的に追い詰められるのであれば、精神疾患を発病する可能性があります。」

 

とのことであった。

私はここでようやく仕事を辞める決意を固めたのである。

それからの私の行動は早かった。

仕事を辞めるのはエネルギーがいるが、それはまるで注射のようなものである。

痛いのはほんの一瞬だ。

過ぎ去ってしまえば何でもなかったと思えるはずである。

私は勇気を振り絞って退職願を作成するのであった。

 

話は変わるが、心療内科というのは何とも儲かる仕事である。

悩み相談で何千円も徴収する。

元手がいらない素晴らしい商売だと思った。

その上、人から尊敬され、頼られる。

これ以上の仕事はない。

今、過去に戻れるなら是非心療内科医を目指したいと思う。f:id:syufuninaru:20180605083530j:imageデコポン、今年はなるかもしれない。