こうして私は主夫になった、、、

表現者を目指して最終的に主夫となった男のブログ

No,18 周囲の目

夫になるためには、周囲の好奇の目を覚悟しなければならない。

1999年に男女平等参画社会基本法ができて早19年、

その間、社会は女性の社会進出を推し進めてきた。

その成果もあり、今では女性の管理職も相当数存在する。

しかし、なぜか主夫に対して好奇の目を向けることだけは未だなくならない。

今日はこんなことがあった。

 

私が趣味の園芸で忙しくしていると、

なにやらバインダーを持ち、スーツを着た男性が、私に近づいて来た。

どう見ても世間話をしにきた近所の主夫には見えない。

目には獲物を狙うギラリと光るものがあった。

そう、彼はどう見ても営業マンであったのである。

 

「今日は。私、こういうものですが、、、。」

彼はおもむろに名刺を渡して来た。

どうやら、彼が売りたいのは家に設置するタンクの飲料水のようである。

私は話だけでも聞いて見ることにした。

もともと私も営業をしていただけあって、営業マンを無碍に追い出すのはしたくない。

 

商品はなるほど、悪くないものであった。

水を出す為の機械に対して代金は必要なく、水のタンクだけをなくなる毎に購入していく。

水のタンクは重いが、運ぶスタッフがタンクの設置までしてくれるという。

その上、代金はペットボトルの水を毎回購入するより安価であった。

 

「本日はお仕事お休みですか?」

営業マンが話しかけて来た。

「いえいえ、私は主夫なんですよ。」

「え?」

営業マンの表情が明らかに変わった。

いくら鈍い人間でも、その営業マンの表情が明らかな変貌をしたのに気がつかない者はいないだろう。

だが、これくらいは私も慣れたものである。

何事もないように私は振る舞った。

「いいですね。じゃあ、一日中ご自宅にいるんですか?」

「ええ。」

主夫なんだから買い物以外は家にいて当たり前である。

ここから、営業マンの質問責めが始まった。

「お子様はいるんです?」

「家事とかもやるんですよね?すごいな。」

「食事とかも作られるんですか?」

・。

 

この質問責めには私もほとほと呆れた。

営業マンであるのに、営業先に対して質問をどんどん投げかかけてくる。

この男はあまり成績の良くない営業マンであろう。

私は男を適当にあしらった。

当然私は売買契約を結ばなかった。

 

読者はそんな営業マンいるわけないだろうと思うかもしれない。

しかし、実際に失礼な営業マンというのは必ず存在するのである。

これが主婦だったら特になにも言われないだろう。

 

人は特殊な人を見つけては蔑んだり、羨んだりする。

時には自分より格下の人間を見つけて安心感に浸るのである。

それが悪いことだとは言わない。

しかし、何か話をする前にその話が相手にとってどんな内容の話なのかよく考えてから口にしたほうがいいだろう。

 

今日は実に腹ただしい日であった。

 

ちなみに田舎の水道水は飲める。

何故こんなところに水を売りにきたのかわからない。

f:id:syufuninaru:20180529152807j:imageペチュニアを大きくしようと剪定をした。将来に期待したい。