こうして私は主夫になった、、、

表現者を目指して最終的に主夫となった男のブログ

No,11 表現者としての田舎暮らし

適な田舎ライフを過ごしていた私であったが、

住み始めて約一年過ぎたころに、禁断症状が発症した。

表現者を目指して生きてきた私にとって、毎日決まった時間に会社へ行き、

得意先を回り、残業をして家に帰る。

家に帰れば飯を食って寝るだけ。

そんな決まりきった毎日に飽きてきたのである。

しかし、つらい就職活動を経験してきた私にとって、

仕事を辞めて再び夢追い人になる勇気はなかったのであった。

そこで私は空いた時間を使って自分のペースでできる表現方法を模索し始めた。

 

音楽はダメ。本格的に活動しようと思えば人手が必要である。

絵はダメ。私の絵心は5歳児の描いたそれに負けるレベルである。

オブジェ作成ももちろんダメ。絵が描けないのにオブジェなんて作れるはずがない。

最終的にたどり着いたのは文章であった。

幼少のころから図書館に通い、本を読みまくっていた私。

好きな作家は東野圭吾桐野夏生奥田英朗よしもとばなな池井戸潤百田尚樹京極夏彦・村山由香・星新一有川浩乾くるみ江戸川乱歩松本清張…あげればきりがない。

ジャンル問わず小説が大好きであった。

それでも、いきなり長い文章を書くというのは難しそうである。

そこで私はまずポエムを書いてみることにした。

文章であればなんでも大好きな私…。

あの時は散文でも韻文でもとにかく何かを書いてみたかったのである。

目指せ中原中也である。

 

私は一日に一作品以上ポエムを書くことにした。

そして、詩の朗読会などにもせっせと足を運んだ。

そうこうしているうちに、少しづつではあるが文章を書くことに抵抗がなくなり、

以前よりも多少上手に文章を書くことができるようになった。

もともと何かにはまりやすい性格の私である。

気が付けば仕事中も、食事中も、トイレ中も常にポエムのネタを考えるようになった。

 

文学は良い。

とても心が豊かになる。

そのうえ、文学好きな人の中に悪い人はいない(気がする…)。

今では文学を初めて本当に良かったと思っている。

 

私はこの頃、数多くの公募文学新人賞に応募した。

大賞をとることこそなかったが、一次選考を通過したり、佳作をいただいたり、そこそこ検討している。

継続は力なり。

続けているうちに、ポエムのゴッドである谷川俊太郎先生にもお会いすることができた。

向こうは覚えていないだろうが、私にとって最高の思い出である。

いつか私も何らかの形で自分の作品を世に送り出したいと思っている。

 

次回は、いよいよ私が主夫になるキーマンこと妻との出会いを執筆しようと思う。f:id:syufuninaru:20180522093728j:imageナスがいい感じに育ってきた。