こうして私は主夫になった、、、

表現者を目指して最終的に主夫となった男のブログ

No,9 ボロボロの車

尾よく、筆記試験や面接試験を通過した私は、晴れて田舎の金融機関で仕事をすることなった。

私は新たな人生を歩むことに対する、期待と不安を胸に抱き、

ド田舎へ移住する準備を始めた。

 

私は、大学生の時から私の足として活躍していた愛車HONDAシャドウスラッシャー400を、バイク王に売ることにした(実は親が買ってくれたバイクである。いい歳して親不孝この上ない)。

その上で車を調達すべく、ド田舎のとある車屋さんに電話連絡をした。

ド田舎を知らない方のために説明しておこう。

ド田舎というのは車が必須アイテムなのである。

建物が密集している都会とは違い、田舎はまるでスキッ歯のように建物と建物の間に距離がある。

つまりは、どこに行くにもある程度の距離を覚悟しなければならない。

ド田舎の人たちは、極端な話、コンビニに行くのにも車を使用するのである。

もちろん、新車を買う金銭的余裕なんて無い私は、中古車を買い求めた。

世間一般にいって、車という商品は、いくら中古車と言えど数十万はするものである。

幸いにも、HONDAシャドウスラッシャーが15万円で売却できた。

すこし財布が温まった私は、このお金を車ローンを組む際の頭金にしようと思っていたのであった。

しかし、数日後、私は田舎の懐の大きさに驚愕することとなる。

 

数日後、ド田舎の車屋の担当者が私に電話をかけてきた。

担当者はこう言った。

「本当に足に使うだけの車であれば、19万キロ走ったミッションのDAIHATSUミラがうちの車庫にあるんです。まだまだ乗れると思うので、諸費用込みで6万で御売りできますがいかがでしょう?」

私は即答した。

「買います。」

数十万の出費を覚悟していた私である。

いくらボロボロであっても、バイクの売却費の半分の値段で車が手に入るなんて、願ってもなかった幸運であった。

 

しばらくは祖母の家に世話になる予定である。

衣・食・住・足すべての準備が整った私は、ご機嫌な気分でスーツケースにせっせと荷物を詰め込んだ。

納車される車がとんでもない車であることも知らずに…。

 

さらに数日が経ち、引っ越しを終えた私は、とんでもなくボロボロの軽自動車の前で立ち尽くしていた。

ボディは錆びだらけ、

ライトは傷だらけでくもっている、

シートはたばこで焦がした跡が痛々しい、

クラッチは滑る…など。

しかし、結局私はこの欠点だらけの車に、移住してから1年近くお世話になるのである。

ちなみに、ここ車が立体駐車場をの登れなかったのはまた別のお話である。

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アズーロコンパクトも、まもなく最盛期を迎える。